2018年8月9日木曜日

2016年3月に考えていたこと

※色々とメモを整理していたら2016年3月に書き残したメモ(このブログに載せようと思っていたのだと思います)を発見したので、一応ここにアップしておこうと思います。

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カエルとカエル(弾き語り)について

カエルについて思っていることを書こうと思います。

カエルのバンド活動は2008年からなので、気付けば8年も活動しているというのは、まあまあビックリするところ。
実は前身バンドがあって、高校に入ったくらいの頃に、あんまり暇なのでバンドをやりましょうとなったのがもともとだったりします。
ベースの近藤くんとはその頃から一緒にやっていたりします。
前身バンドはリードギターが抜けちゃったのと、ドラムをやってくれる人がなかなか定まらず、空中分解状態に。
そこに、大学の軽音部で知り合ったしゅんにドラムで入って貰って、カエルとなったのです。
その後、軽音部を辞めて、カエルをメインでやるようになりました。

中高生にありがちな「バンドやってみたい!」「ギターやってみたい!」的な動機で始めた活動なので、正直なところ、カエルのバンド活動を通して目指しているものって全然無くて、
(というか少なくともメンバー間で言語化して共有化されてはいない)
そういう意味でコンセプトがはっきりしないのが良くも悪くもカエルの特徴なんだよなあと思っています。

また、楽曲に関しても同様で。
まず、曲なんて書けるのかな?ていうところから始まって、こういう曲はどうかな?とか、試行錯誤する場としての機能が当初は強かったんだけど、それをずっと引きずっている感じがあるなあと思っていて。
カエルの曲については、ただ出てきたものとか、あるいは、その時その時で自分にとって興味があるものを書いている感じなので。
(というか最近はコードだけ決めてセッションしているうちに出てきた鼻歌的なものをメロディとして採用している)
自分の内的な世界観は表現されていると思うけど、それを他人にどう受け取って欲しいか?という考察が殆どなされておらず、見ている人にとっては分かりにくいものが多いのかなと思っています。

楽曲アレンジについても、1曲1曲に明確なコンセプトが無いまま、それぞれが試行錯誤する形で作っていくので、最終的には「あれ、こういう曲だっけ?」と思うこともしばしば。
でも、メロディについては瞬間的に出てきたものが面白かったりするし、アレンジについても自分1人では構成できないようなものが出来た方が面白いので、このスタイル自体は面白く思っています。
ですが、自分が面白くても、バンドの演奏を見ている人が面白く思うのは少し違う問題なので。
独り善がりなバンドと思われることもあるかもしれないと感じております。

いっそのこと、独り善がりっていうのをバンドのコンセプトに持ってこられたら、それはそれで分かりやすくなるのかもしれないけど。
でもやっぱり、何処かで分かって欲しいっていう気持ちもあって。
結局、中高生の時の感覚を引きずり続けているのですよね。
「僕の何が分かるんだ!」とか言って他人を突き放す言動が、実は内面的には他人を求めてしょうがない現われであったりするような。

前述のように自己分析しているのですが、今後については、とりあえず同じ感じで続けていくのかなあと考えています。
多分、はっきりしたものが無い分、あえて活動を止めるような動機も無い訳で。
他人に分かって貰えなくても、自分が自己表現できる場としてカエルが存在していて、そこでの活動が少なくとも面白く感じられるものなのであれば、自分にとっての存在価値は充分かと思う訳です。
また、これほど長くやってきた活動に対して、今更コンセプトのようなものを後付けしたところで意味があるとは思えないし。

ただ、時間が合わせられないとか取れないとか、物理的に難しくなってきたときには、活動できないってことも有り得るのかなあ。
メンバーを変えてまでカエルを続けるのも、ちょっと違うかなと思うので。

次に、カエル(弾き語り)について書こうと思います。

こちらは最近になって始めたことなので、バンドのカエルに比べると目的ははっきりしています。
目的というのは、幾つかあるのですが。
特に、歌詞やメロディーが(バンドと比べて)はっきり伝わる曲作りをすること。
ロックバンド的な表現に落とし込まない形で曲を表現すること。(具体的にいうと、フォークソング的であったり、歌謡曲的であったりする表現)の2点は意識してやっている感じがあります。

ただ、カエル(弾き語り)と表記するように、あくまでカエルの補完的な形と考えていることもあって、明確なコンセプトがある活動にはなっていないとも考えています。
具体的に言うと、何か昔に流行った四畳半フォークを再現するとか、あるいは、現代の歌謡曲と言えるような曲を作るとか、そういったコンセプトは全く無しで。
あくまで、ある程度は自然に出てくるものを、目的に沿って表現してみよう!というような、そんな活動かなと考えています。
(カエルの活動は弾き語りも含めて、自身の音楽的なバックグラウンドについては、非常に無自覚)

以上のように、カエルとカエル(弾き語り)の2つがあることで、自分の中で自然に出来てくるような曲はあらかた表現されているなあというのが最近の実感となります。
その上で、どうやって伝えていくかを検討したりとか、何らかのコンセプトを持たせていく、あるいは自身のバックグラウンドを掘り下げることなんかも、本来は必要なことなのかもしれないけど。
まあ、他人に良さが分かって貰えるということは非常に嬉しいことだし、有難いこととも思いますので。
ただ、例えば誰からも評価されなかったとして、それで自分の何かが無価値になり下がるとしたら、それはとても寂しいことなので、とりあえずは自己表現できることが大切だし、今後も、独り善がりで、しかも中途半端なものであったとしても、出来る限りは続けていきたいなあと考えるのでした。

そして、ここからは以上が前提としての単なる想像の話しですが。
自分自身としては、今後、音楽をやる上では、比較的コンセプト色が強いものもやっていきたいなあという気持ちも無くは無かったりします。
カエルの活動は弾き語りも含めて、自分にとっては必要なものではあるけど、音楽を自分なりに今後もやっていく中においては、意図したものを意図した通りに作ることとか、意図した通りに表現できることも必要だと思っていて。

やってみたいことは幾つかあるのですが、ちょっと書き出してみようと思います。
あと、これについては、全く出来るものとは考えていなくて、あくまで想像ですけど。

その1:アイリッシュトラッド的な要素があるもの
この手の音楽が実は結構すきで、ティンホイッスルとか何本か持っていたりします。
今後はアイリッシュピッコロに手を出したいと思っていたり。
アコギでも良いし、適当で良ければマンドリンでも良いし、まあマンドリン全然ちゃんと弾けないけど、とてもやってみたい。
ポップス的なバンドなんだけど、要素としてアイリッシュなものを取り入れている、みたいなのがイメージに近いかなあ。

その2:ノイズ的な要素があるもの
もともとギターを弾くときにエフェクターを使うのが好きで、いっそのことエフェクターだけでも音を構成できるんじゃないかなと思って。
まあ、単にギターでノイズ的なものを表現するというのでも楽しそうだけど。
完全に楽曲としての構成が無いものというよりは、ある程度の規則性がある中でやるのが理想。
ポップスでも、オルタナっぽくても、もっと違うジャンルでも、ノイズとかディレイの発振音とかで参加してみたい。
オシレーターやテルミンなどにも興味あり。
単に金属板にピエゾを貼り付けて叩くとかも楽しそう。

その3:こどもとかに聴かせるようなもの
みんなのうたや童謡、ひらけポンキッキーズの曲が割と好きなので、そういったものもやってみたい。
こどもが聴く曲って耳に残るのに、よくよく聴いてみるとあまりキャッチーじゃなかったりとか、構成が変だったりするじゃないですか。
これ、サビとか無いじゃん!みたいな。
あと、リコーダーとかピアニカ、トライアングルやカスタネットみたいな楽器もとても好きで。
なので、自分は何の楽器をやるのかは全く分からないけど、こどもに聴かせたいゆるいポップスみたいなのはやってみたいですね。
単に既存の曲を演奏するのでも良いけどね、こどもとかお年寄りとかを相手にして。
以前、音楽療法の先生と一緒に働いていたことがあって。
発達段階における適切な音楽って、とても大切なんだなあと考えさせられたんです。

その4:オルタナっぽいバンドでギターをやる
これはもうそのままなんですけど、自分がボーカルを担当しないで、他人が書いた曲をギター担当としてやってみたい。
大学の軽音楽部に居た時には殆どリードギター的な立ち位置でやっていたので、歌わないで自由にギターを弾くあの感じをもう一度味わいたいなあと。

まあ、こんなところですかね。
ゆるっとで良いので、色々やりたいんだよなー。
でも、こんな仰々しく書き連ねたら、誰にも声掛けられなくなると思うけど。

この先、何年かかるか分からないけど、自分が一番面白いと思えるものを作っていきたいし、良いと思って貰えるかは別としても、ちゃんと曲の持つ意味がしっかり伝わるような表現力を身に付けていきたい。
それには、意図した通りの楽曲制作、意図した通りの演奏が必要で、色々と経験を積まなくてはならないなあと思うのです。
最終的には直感力みたいなものも大切と思うけど。
でも、それも結局は積み重ねだと思うんですよね。
音楽って過去からの引用、焼き直しの要素がとても強いと思うから。
直感に導かれたと感じても、要は自分の中の引き出しを無自覚的に開いただけのことだと思うので。

非常に長くなりましたが、ここ最近考えていたことを書いてみました。
時間が経ってから見返した時に???となりそうな気もするけど。
でも、今年は去年よりは色々頑張ってやりたいなあと思っていたりします。

いやあ、本当に長くなってしまいました。
それでは、また。

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